飲食店のゴキブリはしょうがない?放置はダメなの?恐ろしいデメリットを徹底解説
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実際のゴキブリの画像は使用していませんので安心してお読みください
飲食店でよく聞く言葉として、『飲食店だからしょうがない』があります。
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私も飲食店に勤務していたころよくこの言葉を耳にしていました
厨房のちょっとしたすき間を見ると近くにチャバネゴキブリが徘徊していて、ホントにこのままでいいのだろうかと思っていました。
たしかにチャバネゴキブリはかなりの厄介者なので駆除するのは大変かもしれませんが、しょうがないのでしょうか?
放置するデメリット、チャバネゴキブリの特徴、おすすめの駆除方法まで徹底して解説していきます。
ゴキブリを放置すると起こり得ること
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まず、大前提として飲食店だからといってしょうがなくはありません。
ゴキブリが店舗にいることのデメリットはあまりにも大きすぎます。
ゴキブリを放置していると、とんでもない問題を引き起こしかねません。
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問題が起こってからだと、もう取り返しがつかない事態になってしまいます
お客に見られるとクレームや悪評につながる
ゴキブリは厨房に出るものと思う人も多いと思いますが、客席やトイレなどお客から見えるところにも出ます。
もし、食事中に見かけられてしまっては、二度と来てもらえない、SNSに書き込まれて悪評が広まってしまう可能性があります。
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売上に直結する死活問題ですよね
食材への混入のリスクがある
飲食店によく出るチャバネゴキブリという種類は通常のゴキブリの約半分と小さいのが特徴で、幼虫はさらに小さいです。
うっかり食材に紛れてしまっても気付かずに提供してしまう可能性があります。
また、世代交代のペースもとても早く、短い期間で繁殖を繰り返すので店舗には死骸になっているものも多く、混入の危険性をさらに高めています。
食洗器の内部、冷蔵庫のパッキンのすき間など、調理している人のすぐそばにいますのでついうっかり混入してしまったなんてことがあり得ます。
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異物混入は一度起きてしまったが最後、なんてことになりかねません、、、
食中毒が出ると営業停止になる可能性もある
ゴキブリは食中毒などを引き起こす菌を運んでいる可能性がある衛生害虫です。
ポリオ(小児マヒ)をはじめ、赤痢、腸チフス、ペスト、食中毒などを伝播することが知られています。また、人の皮膚表面を歩きアレルギー性の皮膚炎を起すこともあります。
引用:日本家庭用殺虫工業会『害虫の種類』
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もしこれらの菌が原因でお客さんに中毒を起こすようなことがあれば一大事です
最悪の場合、営業停止になることもあり得ます。
HACCP(ハサップ)義務化でよりゴキブリ対策が重要に
食品衛生の国際基準であるHACCP(ハサップ)が、令和3年(2021年)6月より「完全義務化」されています。
これまでの手洗いや清掃等の一般的衛生管理に加えて「原則すべての食品事業者にHACCPの考え方を取り入れた衛生管理」を実施しなければいけません。
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現時点では即罰則ということにはなりにくいですが、それでも害虫に対する対策の重要性は食品衛生法改正前より高まっています
これまで以上に衛生管理が厳しくなり、清潔な環境づくりが求められています。
そしてゴキブリは衛生害虫として食中毒などの菌を運んでいることがあります。
食材への混入や食中毒の発生があれば一大事となりますので、衛生管理が大変重要になってきます。
飲食店に主に出るのはチャバネゴキブリ
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チャバネゴキブリの特徴と好む環境
チャバネゴキブリは一般的な家庭でよく見かけるゴキブリに比べて約半分と小さく、羽はついていますが飛べないのが特徴です。
成虫の大きさ | 10~15mm程度 |
色 | 黄褐色 |
一度で産む幼虫の数(鞘の中に産む卵の数) | 30~40個 |
生息場所 | 全国 |
よくいる場所 | 飲食店やビル |
- チャバネゴキブリのイラストを確認したい方はこちらをクリック
-
チャバネゴキブリは店内の様々なところに密集して潜んでいます。
主に水がある、温かい、風通しが悪い、狭い、人目に付かない場所を好んで過ごします。
チャバネゴキブリはこれらの場所に集団でコロニーを作って生活していますが、このコロニーは店内の中に何百か所もあったります。
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チャバネは集合フェロモンを出して密集する習性があります
侵入の原因として多いのは交差汚染
チャバネゴキブリが新たに入ってきてしまう大きな原因に、「交差汚染」があります。
今いる店舗にチャバネゴキブリがいなくても、流通経路の中で交差汚染が発生すると侵入されてしまうことがあります。
- すでにチャバネゴキブリが発生している店舗がある
- 業者がコンテナや食材、ビールケースおしぼりなどを回収する
- 回収したトラックの中で交差汚染が発生し、新しいビールや食材にチャバネゴキブリがついてしまう
- 別の店舗へ業者が荷下ろしした際にチャバネゴキブリに侵入されてしまう
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自分の店舗はきれいにしてても気づかない間に侵入されてしまっているケースがあります
チャバネゴキブリの行動範囲は狭いので自ら他の店舗に侵入する可能性は低く、何かにくっついて侵入してくる場合が多いです。
一般家庭にもよく出るクロゴキブリももちろん出る
チャバネゴキブリ以外にも一般家庭にも出る、黒光りしたクロゴキブリももちろん出ます。
クロゴキブキブリはチャバネゴキブリと異なり行動範囲が広く、自ら排水溝や換気扇のすき間などから店内に侵入することがあります。
![【徹底解説】排水溝からゴキブリが侵入?!対策から駆除まで](https://kuromaru-blog.com/wp-content/uploads/2024/06/ゴキブリ駆除ドットコム-7-320x180.png)
店内の居心地がいいとチャバネゴキブリと同じように繁殖してしまう可能性があります。
チャバネゴキブリの恐ろしさ
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非常に高い繁殖力
チャバネゴキブリは非常に繁殖力が高く、1回の出産で30~40個のたくさんの卵を産みます。
卵は卵鞘(らんしょう)という殻に入った状態で産み落とされます。
- 1つの卵からたくさんゴキブリが生まれるイラスト
生まれたチャバネゴキブリは2か月もせずに産卵ができるようになるため、一気に世代交代が進み加速度的に増えていってしまうわけです。
特に夏場はチャバネゴキブリは行動が活発になり、一気に繁殖してしまう場合があります。
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想像するとぞっとしますね
何でもエサになってしまう雑食性
チャバネゴキブリは何でも食べる雑食性で、そんなものもエサになるの?といった具合に何でも食べます。
- 食ベカス
- コンロにはねた油
- 生ごみ
- 髪の毛
- 仲間のフン・死骸 など
普段はじっとしていますが、店舗の営業が終了し人がいなくなった後にこれらのエサを求めて徘徊しています。
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何より驚きなのは脅威の生命力です。わずかなエサと水さえあれば大繁殖できます
1週間にわずか3gの餌をこぼしすだけで1,500匹余りのチャバネゴキブリ(そのうち80%が幼虫)が棲み着くのである。
辻英明. 衛生害虫ゴキブリの研究 SCIENCE WATCH . 株式会社 北隆館. Kindle 版. 2016年. 位置No.1193
何でも食べてしまう雑食性に加えてわずかなエサでも生き延びて繁殖できてしまいます。
薬剤の抵抗性を持つチャバネゴキブリ
チャバネゴキブリの中には薬剤に抵抗を持つスーパーゴキブリが発生する場合があります。
飲食店やビルなどでは衛生を維持するために定期的に薬剤が散布されます、そこで駆除される個体もいれば、薬剤から逃れて生き残る個体も中にはいます。
そうして生き残った個体が繁殖しては駆除されることを繰り返し、次第に従来の薬剤が効きにくかったり、薬剤を嫌って逃げるスーパーゴキブリが育ってしまう訳です。
- 抵抗性ゴキブリのイラスト
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たとえ99%を排除しても残った1%が数か月後には100倍になり得ます
従来の薬剤が効きにくく駆除しにくいならば自然と数も増えていってしまいます。
抵抗性を持つチャバネゴキブリには同じ薬剤を使い続けていても効果が薄いため、抵抗性のない別の薬剤を使って対処する必要があります。
自力でできる対策
チャバネゴキブリの繁殖を抑えるために有効な手段は以下の2つがあります。
掃除・予防:チャバネゴキブリが繁殖しない環境づくり
チャバネゴキブリがコロニーを形成しないように整理整頓したり、すき間を埋めるなど繁殖しないための環境づくりが有効な手段になります。
駆除:店舗にいるチャバネゴキブリを駆除する
繁殖しにくい環境づくりと店舗に生息しているチャバネゴキブリの駆除はどちらもとても大切なので、セットで行うことが大事になってきます。
![【徹底解説】飲食店の自力で出来るゴキブリ対策!駆除から予防まで](https://kuromaru-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/24-320x180.jpg)
まとめて駆除したいなら駆除業者の利用がオススメ
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駆除業者を利用するのがコスパがいい
チャバネゴキブリの駆除を個人で対応すると、チャバネゴキブリの習性を理解してから駆除グッズを用意して、人件費をかけて対応しないといけません。
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チャバネゴキブリはかなり見つけにくいところにコロニーを作るので駆除には苦労するでしょう
コロニーを見極めて対処するのは個人ではなかなか限界がありますので、頑張っても駆除しきれないという結果になりかねません。
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個人で手間ひまや費用をかけて対策するより駆除業者に依頼してしまったほうが結局コスパがいいです
費用の相場はおおよそ以下となっていますが、被害状況や駆除作業の内容によって変動してきます。
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以下の記事で詳しく解説しています
![【徹底解説】飲食店/店舗でのゴキブリ駆除業者の費用相場|実際の施工料金例も紹介!](https://kuromaru-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/ゴキブリ駆除ドットコム-49-320x180.png)
高い駆除効果で短時間で効果が出る
プロの駆除業者を利用すれば個人で対策するよりずっと高い効果が期待できます。
市販よりも強力な薬剤で駆除してくれる
業者が使う薬剤は一般の人が購入できない、専用の駆除効果の高いものを使用します。
具体的には「ベイト工法」や「薬剤噴霧」といった方法がありますが、個人で対策するよりもずっと効果の高い駆除効果が期待できます。
![【分かりやすい】ゴキブリ駆除業者の飲食店/店舗の駆除方法を解説!](https://kuromaru-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/ゴキブリ駆除ドットコム-48-320x180.png)
ゴキブリの居場所を特定し最小の施工で最大の効果を発揮してくれる
駆除業者はプロの目線でゴキブリが生息している場所を特定します。
ゴキブリが密集している場所に対して最小で最大の効果が発揮できるように駆除を実施するので、個人で試行錯誤して駆除する手間が省けるのは大きなメリットとなります。
短時間で効果が出る
ゴキブリ駆除業者を利用すれば個人で駆除するより短時間で効果が出ます。
個人で駆除しようとしても最適な方法にたどり着くまでには時間がどうしてもかかります。
その点、駆除業者は駆除に慣れていて短時間で効果が出る方法を取ってくれますので、被害を早く抑えたい人にとってメリットがあります。
オススメ駆除業者3選
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駆除を依頼するなら候補に入れたいオススメできる業者3選を紹介します
ダスキンほづみ(対象地域:東京都)
清掃で知名度のあるダスキンですが、害虫駆除にも力を入れています。
大手の信頼感と駆除効果を期待したい方にはオススメの業者となっています。
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駆除と定期施工を行うプランとなっています
![【東京都/飲食店/法人向け】ダスキンほづみのゴキブリ駆除サービスとは?|口コミと評判](https://kuromaru-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/ゴキブリ駆除ドットコム-6593bc050bdd0-320x180.jpg)
くらしのマーケット(対象地域:全国)
全国各地の業者の評判や口コミをみながら業者に依頼することができます。
また、通常ゴキブリ駆除は現地調査を行い見積りを提出してから作業日程を決めますが、くらしのマーケットは事前に金額が細かく決められているので、いきなり作業日程から決められるのもメリットです。
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料金設定が事前に分かっているのは他の業者には無いくらしのマーケットならではのメリットです
![【飲食店・商業施設向け】くらしのマーケットのゴキブリ駆除サービスとは?|口コミと評判](https://kuromaru-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/ゴキブリ駆除ドットコム-23-320x180.png)
害虫駆除110番(対象地域:全国)
全国対応で現地調査や見積もりが無料です。また、見積もり後にキャンセルする場合でもキャンセル料はかかりません。
コールセンターを設置しており24時間365日対応可能なので、忙しい店舗にとっては時間を気にせず連絡できるのは大きなメリットでしょう。
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業者を探すのが手間な方は全国対応の害虫駆除110番に依頼するのがオススメです
![【飲食店/法人向け】害虫駆除110番のゴキブリ駆除サービスとは?|口コミと評判](https://kuromaru-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/ゴキブリ駆除ドットコム-33-320x180.png)