【行政書士】結局普通の問題集と肢別問題集のどっちがオススメなの?合格者が解説
- 行政書士試験に独学で挑戦しようとしている人
- 問題集選びに悩んでいる人
- 普通の問題集と肢別の違いがよく分からない人
行政書士試験合格を目指すときに独学で頑張りたいと思う人は多いですよね。
独学には問題集選びが最重要課題になってきますが、どれが自分あっているのか分からない人が多いと思います。
行政書士の問題集は種類が多いので受験者を悩ませます。
人によってオススメもばらばらだったりするし結局何がいいのか迷っちゃいますよね
そこでこの記事では独学合格を果たした自分の経験から、問題集の種類を解説しつつおすすめの問題集まで紹介します。
この記事を読めば結局問題集は何を選んだらいいのかという疑問に終止符を打つことができます。
私の経験を凝縮しましたので、独学で合格を目指したい方はぜひ読んでいただければと思います。
くろまる
Profile
30代男性サラリーマン
まったくの法律初学者の状態から独学で行政書士試験に合格しました。
勉強は苦手でも仕組化して何とか粘って頑張るタイプです。
保有資格(試験合格含む)
▶行政書士試験合格
▶宅地建物取引士試験合格 など他複数取得
- 行政書士試験合格証を見る
通常の問題集と肢別問題集の違いって?
行政書士の問題集は大きく分けて「一般的な通常の問題集」と「肢別(あしべつ)問題集」の2つに分けられています。
通常の問題集ならまだしもアシベツってなんだ?と思う人もいると思います
行政書士試験に限らず国家資格系の問題集には肢別問題集があり長く受験者からの指示を集めている問題集の一種なのです。
通常の問題集と肢別問題集は出題形式こそ違いますが内容は同じなんです。
2種類の問題集にはそれぞれにはメリットとデメリットがあり、どちらを選ぶかは受験者のニーズ次第となっています。
ちなみに私個人は通常の問題集を選びました。
肢別のように全ての問題に対して深く理解するよりは、実践の問題を解ける力を身に着けたいと思った為でした。
実際の問題は五肢のうち1つか2つどうしても分からないものがあるのでそれをどうやって対処するかを練習するのに通常の問題集は向いていました
私としては5肢すべてを理解して解くよりは、捨て問や捨て肢がある前提で学習したかったので通常の問題集を選びました。
通常の問題集が向いている人と肢別問題集が向いている人
違いがあるのは分かったけど私は結局どっちを選んだいいの?
タイプ別のおすすめ問題集を紹介します
どちらが自分に合ったスタイルかで決めるといいと思います。
もしどっちも決められないのなら、法律初学者の方は基礎を固めやすい肢別問題集を、それ以外の方は王道の通常の問題集を購入して学習するのをオススメします。
オススメの通常の問題集2つ
うかる!行政書士 総合問題集
伊藤塾の総合問題集は私が実際に使い倒した信頼の問題集です。
過去問も豊富で充実していることに加えて、問題の重要度が一目で見て分かるので必須で覚えたい問題や捨て問題を区別しながら効率よく学習できました。
伊藤塾のオリジナル問題も充実していたのも嬉しいポイントでした
間違った問題、苦手な問題や不安な問題などはチェックボックスに記入しておき、次の学習で優先的に学習するといったメリハリをつけた学習ができました。
総合テキストと問題集がリンクしているので行き来に時間がかからないことと表現も統一されているので無駄がないのは助かりました
独学は時間との闘いです、テキストと問題集が相互にリンクしているのは非常に重要ですので伊藤塾のテキストを購入したら合わせて問題集もそろえるのがオススメです。
この教材のポイント
・問題が「超重要」「重要」「捨て問」「予想問題」で分かれていてメリハリがつく
・伊藤塾オリジナル問題という伊藤塾講師が実際の講座で使用した問題が掲載
・総合テキストと項目がリンクしているので時間に無駄がない
容・情報量
・合格ラインを狙うに十分な内容
・5肢択一、多肢選択、記述と本番を想定した形式で問題数は300問と十分
・伊藤塾オリジナル問題が充実している
・学習のポイントや傾向・対策が充実している
この教材の弱み
・分冊できないので持ち運びが少し大変
・5択形式なので一門一答形式では学習できない
その他の特長
・赤シートあり
・学習を助けるコラムや補足が充実しているので定着しやすい
出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集
行政書士の問題集には予想問題やオリジナル問題、公務員試験や司法書士試験など他資格の問題などがありますが、何より大切なのは「過去問」です。
全く同じ問題は出ることはありませんが、選択肢のうちのいくつかが過去問から出てくることはたくさんあります。
行政書士試験にとって重要な問題は何度でも出題されます
そんな過去問だけに特化した他にはない教材が「ウォーク問」です。
過去試験のみを取り扱う問題は意外にも少なく、他の教材には類を見ない過去10年分全ての問題を掲載しています。
この教材のポイント
・過去10年分の本試験問題を分析し各科目の体系項目別に分類
・3冊に分冊可能(法令編)
・B6サイズでコンパクト
・基本合格書とのリンクがあるので学習時間に無駄がない
・過去問をそのままではなく法改正に対応させている
この教材の内容・情報量
・一問一答、5肢択一、多肢選択、記述と本番を想定した形式で問題数は約460問と十分(法令と一般知識の合計)
この教材の弱点
・赤シートに対応していない
・オリジナル問題はない
・文字幅が狭く窮屈な印象
・白黒になっている
その他の特長
・過去問だけだからできる問題の正答率の表示
オススメの肢別問題集2つ
合格革命 行政書士 肢別過去問集
合格革命の肢別過去問集は独学した人の多くが使用している教材です。
択一式の問題は正解の肢ばかりに目がいきがちですが、肢別過去問集は肢別の一問一答式であることでより深いアウトプットができる点に大きなメリットがあります。
なんと2700を超える圧倒的な問題数です
さらに基本テキストともリンクが取られていて教材間の行き来がスムーズです。
独学は時間との闘いです、テキストと問題集が相互にリンクしているのは非常に重要ですので合格革命の肢別問題集を購入したら合わせてテキストもそろえるのがオススメです。
この教材のポイント
・肢別問題集というアウトプットに特化した教材
・知識量と情報量が合格を狙うのに十分な量がある
・基本テキストとリンクしているので復習に手間がかからない
この教材の内容・情報量
・合格ラインを狙うに十分な内容
・一問一答形式で2700問を超える他にはない量の問題数
・近年の傾向を考慮したオリジナル問題が充実している
・学習のポイントや傾向・対策が充実している
この教材の弱み
・赤シートに対応していない
・分厚いので持ち運びが大変
・記述式の対策まではできない
出る順行政書士 肢別過去問題集
肢別過去問題集は独学した人の多くが使用している教材です。
出る順には問題集の選択肢として「肢別過去問題集」「ウォーク問」「合格問題集」がありますが、私は「肢別過去問題集」が一番オススメです。
択一式の問題は正解の肢ばかりに目がいきがちですが、肢別過去問題集は肢別の一問一答式であることでより深いアウトプットができる点に大きなメリットがあります。
なんと2500を超える大ボリュームの問題数です
さらにこの教材のオススメポイントとしては教材の全ての問題がスマホで学習できる点です。
問題集は結構分厚く持ち運びに不便だったりするので有難いです。
この教材のポイント
・肢別問題集というアウトプットに特化した教材
・知識量と情報量が合格を狙うのに十分な量がある
・基本合格書とのリンクがあるので学習時間に無駄がない
・全問学習できるアプリあり
この教材の内容・情報量
・合格ラインを狙うに十分な内容
・一問一答形式で2500問を超える他にはない量の問題数(合格革命と同レベル)
・近年の傾向を考慮したオリジナル問題が充実している
この教材の弱点
・赤シートに対応していない
・分冊できないので持ち運びが大変(アプリを利用すれば解消できる)
・記述式の対策まではできない
その他の特長
・解答かくしシートあり
まとめ
行政書士を独学で挑もうという人にとって教材選びは最重要事項です。
自分に合わない間違った問題集を選んだがために合格を逃してしまう可能性もあります。
「通常の問題集」か「肢別問題集」ともに優れた教材がありますので、ご自身に合ったものを選んで学習しましょう。
私は自分で選んだ問題集を信じて学習し続けることで合格しました
この記事が教材選びに悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。